サクの徒然日記

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臨床工学技士になるには?

臨床工学技士がどういう仕事かは以前の記事をご覧ください。

臨床工学技士という仕事2 - サクの徒然日記

 

今回はどうやったら臨床工学技士の資格を取るために、どういう学校に行き勉強をすれば良いか書いていきます。

目次

臨床工学技士養成校の種類

現在養成校はほぼ全国各地に存在しています。4年制の私立大学、3年制の専門学校、1年制の専攻科。残念なことに国立大学での臨床工学養成科は存在していないのが現状です。

ほとんどの人が私立大学か専門学校に入り、3年ないし4年間学生生活を送り、国家試験を受けるというパターンが多いです。

1年制の専攻科というのはどういうところかというと、他の大学や専門学校を卒業し、1年だけ臨床工学技士の必修単位を履修すれば国家試験の受験資格を得ることができます。

多いパターンとして、臨床検査技師の専門学校を卒業し、臨床検査技師の資格を得たのちに、臨床工学技士の専攻科に入り、臨床工学技士の資格も得る人がいます。

ダブルライセンスを持って就職するわけで貴重な人材であるにも関わらず、どちらかの資格で働くことがほとんどなので、給料面でのメリットはあまりないように感じます。

 

養成校に入るためには?学費はいくらくらいかかる?

全国的にみても私立大学も専門学校の偏差値はおおよそ40~50くらいです。入試は基本的には高校での国語、数学、理科、社会、英語の知識が必要となり、学校によっては小論文もあります。また推薦入試も同じような科目が必要になりますが、高校生活での評価点等が基準になると思うので、受けるつもりならばそのあたりも気を付けて高校生活を送る必要があります。

国立大学が無いので、基本的に学費は高めだと思います。おおよそですが、専門学校では初年度に150万、2年時、3年時は120万円、学費だけでも3年間で400万円近く、またこれに教科書、教材代が加わってきますので決して安くはないと思います。また4年制私立大学もほぼ同じで専門学校よりも1年分多く払う感じです。

僕自身高校卒業後に専門学校に入学し、学費は親にすべて出してもらえたので本当に感謝しています。この3年間は国家試験に合格するために一番勉強した時期でした。

 

国家資格を取るために勉強しておいたほうが良い科目

無事に専門学校もしくは大学に入学することができました。さぁ、これから国家資格取得のための勉強!と意気込みますが、

実は、この養成校の入試には理系科目の数学や物理を選択せずに受けることができ、さらに指定校推薦という制度を利用すれば小論文と面接だけでも入学することができます。

しかも、養成校のホームページやパンフレットには、文系の学生でも1から教えますので安心してください!みたいなことを書いてることが多いのです。

必修科目には数学、物理、電気工学、電子工学、物性工学、システム工学などなど理系科目ばかりで、文系の学生にとっては挫折しそうになりますが、基本的なことが多いので、しっかりと向き合って勉強していく必要があります。

僕自身理系科目は得意だったので、このへんはあまり問題なかったのですが、農業高校出身者の同級生にテスト前に数学を教えたり(教えた彼はその数学のテストで僕よりも良い点数をとってました。笑)助け合いも必要になってくると思います。

 

まとめ

臨床工学技士になるためには多くは私立大学と専門学校に入学し、学費はおよそ400万~500万円かかるということと、

決して安くはない学費を払うので、国家試験合格のためにしっかりと勉強をする必要があるということです。